旧統一教会、解散命令も日本に信者9万人 280カ所の教会も

韓国の特別検察は23日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子(ハン・ハクチャ)容疑者を政治資金法違反など四つの容疑で逮捕した。旧統一教会は、日本法人の信者数が多く、発祥地の韓国でトップが逮捕された今回の事態は、教団にとって大きな打撃となりそうだ。 旧統一教会は日本国内では1964年に東京都の認証を受け、「社会的な公益性がある」とされる宗教法人として活動してきた。教団によると、全国の公称信者数は9万人弱(2025年1月時点)で、22年7月の安倍晋三元首相銃撃事件後に1万人余り減ったという。1700人の教団職員、280カ所の教会も抱える。東京地裁は25年3月、文部科学省の解散命令請求に基づき、全国で違法な献金勧誘を繰り返したとして解散を命じる決定を出した。教団側は東京高裁に即時抗告している。

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