がん闘病中の堀ちえみに誹謗中傷「2万件」の被告 懲役1年執行猶予3年を不服として控訴もSNS大激怒

9月21日、歌手でタレントの堀ちえみのブログのコメント欄に誹謗中傷を繰り返し、偽計業務妨害の罪で懲役1年、執行猶予3年の判決を受けた無職の被告女性が判決を不服として控訴した。Xでは怒りの声が渦巻いている。 《名誉毀損は認めるが、偽計業務妨害ではないという主張なんだろうなぁ》 《こりゃ執行猶予も無くなるな》 芸能人への誹謗中傷案件では、早くから注目を集めていたこの事件。きっかけは2019年に堀が“舌がん”を患ったことだった。 「被告は2023年4月から2025年1月17日までの長期間にわたり、堀さんのブログに誹謗中傷のコメントを書き込み続けました。《うそ八百》《舌を引っこ抜かれたいのか》など1万6004件を連日のように投稿。コメントの選別などに支障をきたす行為をおこなったということで、偽計業務妨害で今年2月に逮捕されました。また、2022年にネット掲示板へ書き込んだ中傷についても、今年1月に侮辱と脅迫の容疑で逮捕されています」(社会部記者) 被告は定職につかず、生活保護を受けていた。自宅近くの商業施設のフリーWi-Fiを使用し、執拗に誹謗中傷を繰り返していたという。 「東京地方裁判所は、《円滑なブログの管理業務の遂行は出来ず、支障を生じさせるという恐れがあるという認識はあった》と業務妨害の程度は大きいと指摘しています。しかし被告は公判で“誹謗中傷などの客観的事実”については認めていますが、偽計業務妨害に関しては否認。妨害した意図はないと主張しています」(前出・記者) 被告の責任能力について地裁は「精神疾患の影響をきたしている可能性は否定できない」と判断し、被告が今後ブログ閲覧やメッセージ送信はしないと誓い、前科もないことから執行猶予付きの判決を下した。だが、被告は保釈後も誹謗中傷を続行。裁判後も中傷コメントは増加してすでに2万件を超えていることを堀の夫が明かしている。 自身も誹謗中傷を受け、芸能人への中傷行為と戦い続けている芸人のスマイリーキクチは自身のXで《2年間で1万6004件も誹謗中傷を書き込む。365日休まず毎日20件以上投稿したレベル。被害証拠を集める作業や弁護士との打ち合わせ等、この時間でやれる仕事をどれだけ削ったか。本来必要としない時間こそ業務を妨害した証拠》と私見を語った。 病と戦いながら芸能活動を続ける堀は、現在、全国ライブハウスツアーを行っている。 「10月には金沢、また大阪でファンミーティングを控えています。ブログでは言語聴覚士と協力してのリハビリなど、日々の生活を報告しています。懸命に治療を続けている堀さんのことを、なぜ誹謗中傷したのか。被告に同情する人は多くないでしょうね。堀さんサイドは今後も誹謗中傷が増える場合は“弁護士と相談して民事での訴訟も考える”としています。抑止力になればいいのですが……」(前出・記者) 誰でも使えるインターネットの闇の部分が出てしまった。

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