傍聴人を「ジジイババア」「左翼集団」と揶揄 裁判所職員がSNSに投稿 京都地裁問題視

京都地裁の一般職員が9月、SNS上に法廷内での騒ぎについて投稿し、傍聴人を「ジジイババア左翼集団」などと揶揄(やゆ)していたことが14日、地裁への取材で分かった。地裁は職員の詳細について公表しておらず、処分の有無も「対応を検討中であり現時点でお答えできることはない」としている。 地裁では9月22日、京都大構内(京都市左京区)での公務執行妨害事件を巡り、京都府警に逮捕された中核派系活動家の男らの勾留理由開示手続きがあった。 同日、X(旧ツイッター)の匿名アカウントに、「中核派の勾留理由開示で、京大の左翼と別のジジイババア左翼集団が応援に来てたけど」「法廷で騒ぐわ、大喧嘩(けんか)して殴り合うわ」「法廷出てからやって欲しい。ずっと90dB超えてて鬱陶(うっとう)しかった」などと投稿されていた。 再発防止に向け、地裁の担当者は「SNSの利用に関して、引き続き注意喚起していきたい」としている。

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