約2700万円だまし取られる 佐賀市の60代男性 “厚労省職員”や“警察官”名乗る【佐賀県】

佐賀市の60代の男性が厚生労働省の職員を名乗る人物などから「あなたの保険証で薬が大量に処方されている」「お金を差し押さえなければならない」などと言われ、約2700万円をだまし取られました。 佐賀市の60代の男性は今年4月、厚生労働省の職員を名乗る男から、電話で「あなたの健康保険証が石川県で使用され、薬が大量に処方されている」「警察が捜査をしている」などと言われました。 その後、警察官を名乗る男から「あなたのお金は資金調査か差し押えをしなければならない」などとうそを言われ、5回にわたり合わせて2700万円あまりの暗号資産を送信してだまし取られたということです。 男らは、男性にビデオ通話ができるアプリをインストールさせ、押収したとする大量のキャッシュカードや逮捕したとする犯人の写真などを見せて男性を信用させていたということです。 県警察本部によりますと、今年9月末までのニセ電話詐欺の被害は201件で前の年の同じ時期と比べて104件増えているということです。 また、被害額も去年の同じ時期と比べて9億円ほど多い約10億8314万円に上るということです。

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