国の登録を受けずに仮想通貨の取り引きをしたとして、資金決済法違反の罪に問われている男の初公判が4日、福島地方裁判所いわき支部で開かれ、男は起訴内容を認めました。 資金決済法違反の罪に問われているのは中国籍で東京都の会社役員 温焯麟(おんしゃくりん)被告(34)です。温被告はジャーナリストの池上彰さん、経済評論家の森永卓郎さん、そして実業家の堀江貴文さんになりますし、SNSで投資を誘い現金をだまし取った疑いで逮捕されていましたが、詐欺の罪は不起訴となりました。しかし国の登録を受けずに電子決済で5件の仮想通貨の取り引きをしたとして起訴されていました。 初公判で温被告は「間違いありません」と答え、起訴内容を認めました。 また検察側は温被告が「SNSでグループに参加して仮想通貨を扱い、手数料を受け取った」と指摘しました。次回裁判は10月22日で、論告求刑などが行われる見込みです。