鈴木亮平、約2年ぶりの日曜劇場主演で一人二役に挑戦「“俳優という職業”そのものと向き合う時間」に 戸田恵梨香は日曜劇場初出演<リブート>

2026年1月期の日曜劇場枠にて、鈴木亮平主演の「リブート」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)が放送されることが分かった。同作は、愛する人の死を巡りうそと真実が入り乱れる“エクストリームファミリーサスペンス”。鈴木は善悪を行き来する主人公を一人二役で演じ、共演に戸田恵梨香が名を連ねる。鈴木が日曜劇場で主演を務めるのは、2021年7月期「TOKYO MER~走る緊急救命室~」、2023年10月期「下剋上球児」以来約2年ぶり、3度目となる。 ■“愛のために”運命にあらがい続けるダークヒーローが誕生 一人目の主人公・早瀬陸(はやせ・りく)は、妻、息子、母親と4人で「ハヤセ洋菓子店」を営む穏やかでお人好しなパティシエ。しかし、2年半前に妻の夏海が失踪。そして、「夏海の遺体が見つかった」と早瀬の前に刑事が現れるところから物語が動き始める。 悲しみにふける間もなく、早瀬は身に覚えのない証拠で妻殺しの犯人として仕立て上げられ、逮捕されることに――。 そんな早瀬の店に現れるもう一人の主人公・警視庁捜査一課の刑事・儀堂歩(ぎどう・あゆみ)は、裏社会組織ともつながっている悪徳刑事。犯人逮捕のためには、違法な捜査もいとわない。 早瀬はでっちあげの証拠を固められ有罪がほぼ確定している中で、妻を殺害した犯人を自らの手で見つけ出し、自身の潔白を証明することを決意。そのために愛する家族と過去を捨て、儀堂の顔に変わる=“リブート(再起動)”を行う。 かつてないほど極限状態に追い込まれた主人公・早瀬を演じる鈴木。今回発表されたキービジュアルで鈴木が持つ“鏡の中の顔”はどちらの主人公なのか、鈴木による演じ分けにも注目が集まる。 そして、早瀬の元に突如現れる、夏海の元同僚の公認会計士・幸後一香(こうご・いちか)を演じるのは、日曜劇場への出演は今作が初となる戸田。一香は早瀬に手を貸し顔を変える手伝いもするが、その真意は読み取れない。 脚本を手掛けたのは、日曜劇場「グランメゾン東京」(2019年)、日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2021年)、日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」(2023年)など、先の展開が読めないサスペンスだけでなく卓越したヒューマンドラマを紡いできた黒岩勉。 今作は黒岩の完全オリジナル脚本で、構想に3年をかけた超力作。愛する人のためにすべてを捨てて奔走する主人公による、極上のヒューマンドラマを描き出す。 ■登場人物 早瀬陸(はやせ・りく) 主人公。妻、息子、母親と4人で「ハヤセ洋菓子店」を営むパティシエ。2年半前に妻の夏海が失踪したが、けなげにたくましく成長する息子を鼓舞し、体の不調を持つ母親を気遣いながら明るく家族を勇気づけている。 早瀬の原動力はただただ“家族への愛”。失踪していた妻の死を知り、見知らぬ誰かになりきることを決意する。困難にも揺るがない粘り強さを持つ彼の言動は、周りの人間を突き動かし、闇の中にいる人をも救う力を持つ。 儀堂歩(ぎどう・あゆみ) もう一人の主人公。警視庁捜査一課の主任・警部補であり、早瀬夏海殺害事件の帳場を預かる捜査責任者。しかし、実は裏社会組織とつながっている悪徳刑事。 幸後一香(こうご・いちか) 夏海の元同僚の公認会計士。夏海が働いていた会社で財務担当役員も務めている。全体的に謎が多い。夏海の死を解明しようとする早瀬に手を貸すことに。儀堂のことも知っているようで、早瀬が儀堂になりかわる際に手伝いをする。 ■鈴木亮平コメント ある日突然、他人の顔で生きていかなければならなくなったら。しかも、それが「バレたら破滅」という極限状態だったら?初めてこのストーリーを読んだとき、そのあまりの面白さにページをめくる手が止まりませんでした。第1話から最終話まで、毎回驚くような展開が待ち受けています。ぜひ楽しみにしていてください。 今作で私は、二人の主人公を演じます。パティシエの早瀬陸は、どんな犠牲を払ってでも愛する家族の元に戻ろうとする信念の男。一方の儀堂歩は、そんな早瀬を追い詰める、謎に包まれた悪徳刑事です。 彼ら二人だけでなく、この物語に登場するすべての人物が、何らかのうそを抱えています。まさに「全員うそつき」と言っても過言ではありません。 私にとって今作での一番の挑戦は、「演技とは何か」という問いに向き合うことでした。それは同時に、“俳優という職業”そのものと向き合う時間でもありました。別の人間になりきるための方法、やりがちなミス、そして役が自分と同化していくあの感覚。自分がこれまで俳優として経験してきた「演技あるある」も、この作品には随所に散りばめられています。 「リブート」は、極限状態で繰り広げられるサスペンスでありながら、やはり「日曜劇場らしい家族の物語」でもあります。日曜の夜、毎話訪れるどんでん返しにドキドキしながら、同時に家族の絆に胸を熱くして見ていただけたらうれしいです。 ■戸田恵梨香コメント 脚本を頂き読み込むほど、物語の先が全く想像できず、一視聴者としてワクワクしました。その今作で私が演じるのは、うそにまみれた謎の公認会計士・幸後一香です。この一香に限らず、登場人物全員がうそをついており、何が真実で何がうそなのか、最後まで分からない点が大きな見どころです。 今作のテーマである「再起動」を彩る「うそ」を表現するため、絶妙なバランスで演じることに努めました。視聴者の皆さまには、登場人物の表情の些細な変化にも注目していただき、物語の真実を読み解いていただければうれしいです。 ■脚本・黒岩勉コメント 鈴木亮平さんと戸田恵梨香さん、最高の俳優さんで日本の宝です。このお二人なら、今回の物語を成立させてくれるはずだと信じて、脚本を書きました。結果、こちらの予想をはるかに超える演技で返してくださいました。圧倒的です。 このドラマを見た方は、俳優という生き物のすさまじさを目の当たりにするはずです。発する熱量、内に秘めた思い。二人の演技が緻密に計算されていたことに途中で驚かされるはずです。そして最後には、ただただ心を揺さぶられて打ちのめされます。「リブート」、この感動を多くの皆さまに体験していただければ幸いです。 ■プロデューサー・東仲恵吾コメント 本作は、脚本の黒岩さんと「放送後の1週間が待ちきれない。その間に、さまざまな想像を膨らませて楽しめるドラマを作ろう」という思いから始まりました。時代が変わり、ドラマの楽しみ方も多様化する中で、“テレビドラマだからこそ描ける熱情”を、もう一度真っすぐに届けたい。そんな話を重ねるうちに生まれたのが、この“極限の愛の物語”です。 主人公の願いはただ一つ。“家族を守りたい”。そのために自らの顔を変え、命を懸けて真実を追う姿を通して、愛が人をここまで動かしてしまうのかという衝撃と、それでも共感せずにはいられない“人の中にある愛と希望”を、全身全霊で描き切りたいと思いました。顔を変えるという設定の裏には、“自分とは何か”“愛するとは何か”という問いがあります。 極限状態の中で、人は本当の自分を失うのか、それとも見つけるのか。その前人未到の役を託せるのは、鈴木亮平さんしかいないと感じました。魂を削って役と向き合うその姿勢は、まさに“極限の俳優”です。 戸田恵梨香さんの役もまた、繊細さと強さの両方が求められる女性です。その表現力を持ってしてこそ成立する役であり、戸田さん以外には考えられませんでした。それなので、台本はお二人を当て書きして作り始め、そこから一気に物語は広がっていきました。 黒岩さんの脚本が生む圧倒的なドラマ性と感情のうねりを、キャスト・スタッフ全員、一言も余すところなく受け止めました。これから発表する登場人物も含めて全員が“愛のために”動く姿を通して、“愛する人を思う力”を信じられる作品になると確信しています。ぜひ、ご期待ください。 ※黒岩勉の「黒」は正しくは旧字体

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加