カンボジア拠点の詐欺事件 指示役とみられる中国国籍の夫婦を再逮捕 愛知県警

カンボジアを拠点とし、特殊詐欺のかけ子役とされる日本人29人が逮捕された事件で、組織的犯罪処罰法違反の疑いで逮捕されていた、指示役とみられる中国国籍の夫婦が、かけ子と共謀し、尾張旭市に住む女性からも現金をだまし取ったとして、再逮捕されました。 組織的犯罪処罰法違反の疑いで再逮捕されたのは、埼玉県川口市の王少凡容疑者と妻のスン・ジアシュエン容疑者です。警察によりますと、2人は、2025年5月、不特定多数の者から現金などをだまし取ることを目的に、カンボジア北西部のポイペトにある拠点から、尾張旭市に住む61歳の女性に長野県警の警察官などをかたってうその電話をかけ、現金200万円をだまし取った疑いがもたれています。警察は、2人の認否を明らかにしていません。 警察のその後の調べで、王容疑者は少なくとも2005年から日本で生活し、2008年以降は数年に一度、中国へ1か月から3カ月の間、渡航を繰り返していたことが新たに分かりました。 警察は、2人が中国系マフィアの犯罪組織と密接に関係していたとみて、さらに調べを進めています。

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