ルーブル美術館窃盗事件 逮捕男2人が関与を一部認める パリ検察

フランスのルーブル美術館から宝飾品などが奪われた事件で、パリの検察は29日、先日逮捕した男2人が関与を一部認めていることを明らかにしました。 ルーブル美術館で発生した宝飾品などの盗難事件で、パリの検察は29日、会見を行い、25日に逮捕した男2人が関与を一部認めていると発表しました。検察によりますと、2人は犯行後、いまだ逃走を続けているほかの2人と合流し、2台のスクーターで逃走した後、ほかの車両に乗り換えていました。そのスクーターや破壊された陳列ケースなどにDNAが残っていて、鑑定した結果、2人が特定されたということです。 また、犯行に使われた高所作業車は10日に盗まれていたこともわかりました。 検察は少なくとも4人の実行犯のほかに、宝石の受取人などを含む大きな組織が背後にある可能性を排除できないとしています。 総額155億円とされる宝飾品はまだ戻ってきておらず、検察は購入した人物も罪に問われると警告していて、返却するよう呼びかけています。

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