医師免許をもっていないのにがん治療などの医療行為を行ったとして、会社役員の男が逮捕されました。 医師法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪市大正区の会社役員・原田伸一容疑者(66)です。 警察によりますと、原田容疑者は去年9月から今年4月にかけて、医師免許を持っていないのに大阪市北区のがん治療専門のクリニックで169人の患者に対し、計418回問診したり、薬を処方するなどの医療行為を行った疑いがもたれています。 原田容疑者はクリニックの面接の際に京都大学医学部卒業などと偽り、医師免許については「引っ越しの時に紛失し、再発行を依頼している」などと説明していたということです。 別の残留カードの偽造事件の捜査中に、原田容疑者の偽造された医師免許の画像データが見つかり事件が発覚したということで、原田容疑者は取り調べに対し容疑を否認しているということです。