熊本・小国町の元建設課長に収賄容疑で逮捕状 業者から高額接待か

地元業者から複数回にわたり高額な飲食接待を受けたなどとして、熊本県警が、収賄容疑で同県小国町の元建設課長の男性(60)の逮捕状を取ったことが捜査関係者への取材で判明した。同町の土木建設会社の男性社長(60)については贈賄容疑で逮捕状を取っており、5日にも両容疑者を逮捕する。 捜査関係者によると、元課長は2023~24年度の在職時、男性社長から複数回にわたって熊本県内などで高額な飲食接待を受けた疑いが持たれている。一度で数万円の接待を受けていたり、宿泊費を出してもらったりしていた疑いもあるという。県警は元課長が接待と認識し、業者は見返りを期待して酒席を用意したとみて捜査している模様だ。 元課長は毎日新聞の取材に「社長とは中学時代からの知り合い。災害時などの対応で建設会社との付き合いもある。飲食の場でおごってもらうことはあったが、便宜は図っていない」と潔白を主張。その上で「公務員の立場で良くなかったと今になっては思う。反省している」などと語った。【野呂賢治】

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