香川県に本社を置く広告代理店に水増しした請求書を提出して差額を受けとり、会社に損害を与えたとして、この会社の徳島支社長とともに、特別背任の疑いで逮捕された女性について、徳島地検はこのほど不起訴処分としました。 不起訴となったのは、元・デザイン印刷業の松茂町の女性(40代)です。 女性は2022年から2023年、広告代理店 セーラー広告(本社・香川県)の徳島支社長だった男(55)と共謀し、水増しした請求書を提出して、会社に正規代金との差額14万3000円の損害を与えた会社法違反(特別背任)容疑で逮捕され、その後、処分保留で釈放されていました。 不起訴処分は10月22日付けで、地検は理由を明らかにしていません。 一方、支社長だった男(55)は起訴され、現在、公判が行われています。