俳優の新井浩文(46)が劇作家・赤堀雅秋の一人舞台「日本対俺2」で、7年ぶりに芸能活動を再開させることが分かった。12月22日から28日まで、東京・下北沢のザ・スズナリで上演される同舞台の公式サイトに6日、日替わりゲストとして新井の名前と写真が掲載された。 赤堀が1人芝居を演じ、山下敦弘監督の撮り下ろしロードムービーを交互に展開する構成の同舞台。日替わりゲストとの即興劇も行われ、新井は最終日の28日に出演予定。田中哲司、大倉孝二、SUPER EIGHTの丸山隆平、間宮祥太郎ら豪華な日替わりゲストの中に名を連ねている。 新井は2018年7月に都内の自宅マンションで派遣型マッサージ店の女性従業員に暴行を働いたとして、19年に強制性交罪で逮捕。20年12月に懲役4年の実刑判決が確定していた。一審後に被害女性と和解が成立している。 逮捕の影響で、W主演の一人だった19年公開予定の映画「善悪の屑(くず)」が中止。ようやく売れっ子の仲間入りを果たしたところだったが、すべてを失った。 新井は9月ごろ、周囲に芸能界に復帰する意向を表明していたという。 「新井さんは自身の行動を猛省していました。飲み会などでも、『またイチから頑張りたい』という趣旨の話をしていた。ある人気芸人にも、今後の活動などを相談していたそうです」(芸能関係者) 来年は〝Netflix俳優〟としてドラマ復帰する動きもあるという。そのキーマンとささやかれているのが、新井の復帰舞台となる「日本対俺2」で、総合演出を務める大根仁監督だ。 「大根監督は自身がメガホンを取った映画『バクマン。』や『モテキ』などに新井さんを起用。俳優としての実力を認め、再起を後押ししている。大根監督といえば、昨年の『地面師たち』が大ヒットし、独占配信したNetflixと5年間の専属契約を結んだ。新井さんを『地面師』の続編など自身の作品に起用したい意向といいます」(芸能プロ関係者) 昨今、スポンサー企業の影響が大きい地上波ドラマに〝スキャンダル俳優〟が出演することは非常に難しい状況だ。一方、Netflixなど動画配信サービスや映画はスポンサーの影響を受けにくく、復帰の舞台にも選ばれやすい。 デビュー以来、新井は狂気を感じさせる影のある役を多く演じてきた。「地面師たち」の続編ならまさにハマり役になりそうだが、果たして――。