「立花孝志の一挙手一投足がリスク」「想定外とは言えない」立花党首逮捕受け、NHK党副党首が緊急会見

亡くなった元兵庫県議の名誉を傷つけた疑いで逮捕された政治団体「NHK党」党首の立花孝志容疑者が10日に送検された。これを受け、NHK党の斎藤健一郎副党首が緊急会見を開き、記者からの質問に答えた。 斎藤副党首は冒頭「現在、党としては、事実関係の詳細を慎重に確認している段階だ。関係各所をお騒がせし、ご心配をおかけしている皆様に心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「本件については、法令に基づき、関係機関と連携を取りながら、冷静かつ公正に対応して参りたい。現時点での推測や憶測に基づく発言は控え、正確な情報が確認され次第、改めて報告をさせていただきたい」と述べた。 記者から立花容疑者が出馬を表明していた伊東市長選挙への対応について聞かれると「まだ党首が戻ってくるかどうかがわからないので、この時点で出馬を取りやめるとか、出馬しますというようなことの答えは出せない。(今後の見通しは)党首のみぞ知る」と答えた。 参議院で自民党会派に入っている斎藤副党首自身の国会活動への影響については「何もない。あくまでも党の政治団体としてのNHKから国民を守る党の党首として逮捕を受けた形なので、あくまでも私は国会活動の方は無所属で自民党会派と組ませていただいてる形なので、全くこれに対する国会の影響は何もない」と述べた。 名誉毀損容疑での逮捕に対する受け止めを問われた斎藤副党首は「逮捕されたということに関して、特にSNS界隈で様々な憶測・推測が飛んでいるが、あくまでも逮捕は逮捕で、罪が確定しているわけではない。よって、逮捕を受けたということは世間的にも一つ大きな衝撃ではあるかもしれない。ただ、事実関係としては、立花孝志自身がYouTubeでもずっと発信をしていたように、特に自分の発言したことに対しては『そんなことしてない』とか否認しているものではない。やはり党首が、特に今回の竹内県議の名誉毀損の部分に関しては立花孝志自身が誤った情報を発信している部分に関しては、動画内でも明確に謝罪を述べている。今後、司法の判断を待ちたい」と答えた。 「名誉毀損の一連について立花容疑者から事前に相談を受けていたか?」という質問には「ない。我々も立花自身が発する言葉を動画から受け取ることもたくさんある。役員会より前に発信をしたり、皆さんご存じの通り、本当に立花孝志は何も隠せないし、嘘をつけないタイプなので本当に情報発信は逆に僕らが注意して見ておかないといけないくらいなので、裏でこんな話があったとか、そういったものは逆に何かあればもっと形は変わったのかもしれないが全くない」と回答した。 「弁護士を通じて何かアクションはあったか?」という問いには「弁護士が接見し、その報告は受けた。ただ、立花自身から私や党に対して特に指示はない。ただ、正直なところ、この逮捕はもちろん驚きは隠せないが事実だけを並べて見ていくと、特に想定外のことが起きたとまでは言えない。以前から立花孝志が発信していたこと、そしてこうなることへの想定も含めて党で慌てたということもなく、粛々と淡々と今回の件に対しての対応を行った」と説明した。 さらに「立花容疑者と活動する中でリスクは感じていたか?」という問いには「今回の兵庫県知事選のことだけではなく、立花孝志の一挙手一投足がいつでもリスクがあると思っている。今回だけのことに限ってはないので、様々なことに対してのリスクがあるのは、ある意味、党関係者等、役員等幹部含めて、いつでもそのリスクは心に留め置いている」と答えた。 立花容疑者を名誉毀損の疑いで刑事告訴していた竹内元県議の妻は、逮捕を受けて「今はほっとしています」と話している。 (ABEMA NEWS)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加