11月8日未明、千葉県松戸市の路上で男性が刺され、その後死亡が確認された殺人事件で、千葉県警が事件の事情を知ると見られる男を、別の暴行事件で逮捕していたことが分かりました。 この事件は、8日午前4時15分ごろ、松戸市上本郷の路上で、住居不詳の礒貝要平さん（46）が意識不明の状態で倒れているのが見つかったもので、礒貝さんはその後搬送先の病院で死亡が確認されました。 礒貝さんの右脇腹には刺し傷があり、付近には刃物のようなものが見つかっていることから、県警は殺人事件と断定し、捜査本部を設置して調べを進めています。 捜査関係者によりますと、事件の事情を知っていると見られる男が8日、松戸市で発生した別の暴行事件の容疑者として現行犯逮捕されたことが新たに分かりました。 現場近くの防犯カメラの映像には、礒貝さんと犯人が揉み合いになって路上に倒れ込む様子が確認されていて、映像に映る犯人と別件で逮捕された男の特徴に類似する点があり、慎重に調べを進めているということです。 現場は、JR北松戸駅近くの線路沿いの市道です。