ドジャースのキム・ヘソン内野手(金慧成=26)の父親が抱える金銭トラブルが韓国メディアで注目される中、父親を名乗る人物が事情説明に乗り出した。 イドンホ弁護士のユーチューブチャンネルに声で出演し、15年前に事業の不渡りによって約1億2000万ウォン(約1266万円)の借金ができ、これまで9000万ウォン(約950万円)を返済していると明かした。クラブ運営に関連した投資だったという。 しかし、先方の利子が増え続け「1億2000万ウォンに対して利子が8000ウォン、1億ウォン(約1055万円)になった」などと言われたという。「私が7~8年間、その人に少しずつ返済しているが、ヘソンがプロ入りしても垂れ幕を持って歩きながら息子がいじめられた」と訴えた。 「家を6回追い出されるほど苦しかった。ヘソンが契約金の1億3500万ウォン(約1427万円)を使って、と言ってくれた。破産申請を先延ばしにして道義的に借金を返そうと努力したが、一部の人が過度な要求を続け、破産申請することになった。応急措置を考えてほしい」と同弁護士に相談している。 約8年前から返済を訴えるプラカードを持った男性がキム・ヘソンがプレーするキウムヒーローズの球場に出没。「キム・ヘソンくん、お父さんに借金を返すように伝えなさい」と書いた横断幕を掲げたこともあった。男性はファンの間で「高尺キム先生」と呼ばれる有名人となり、これまで何度も逮捕されている。 先日6日にキム・ヘソンが帰国した際にも仁川空港に押しかけ、弁済を迫る騒ぎを起こした。父親を名乗る男性は「この事件はヘソンではなく、私の問題。真実を話して間違っていれば、怒られる覚悟はできている」と話している。