政治団体「NHKから国民を守る党」が13日までに同党の公式Xを更新。斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を追及し、今年1月に亡くなった元県議の竹内英明氏(当時50)の名誉を傷つけたとして9日に名誉毀損(きそん)の疑いで兵庫県警に逮捕された、党首の立花孝志容疑者(58)の現在の状況について明かした。 立花容疑者の弁護人は今年7月の参院選で同党から出馬経験のある石丸幸人弁護士が担当している。 公式Xは「【本日の総会報告】本日、石丸幸人弁護士と電話をつなぎ、立花孝志党首の状況を確認しました。お疲れはあるものの、基本的にはお元気とのことです。今後、党首からのメッセージなどがあれば、齊藤健一郎から皆さんにお伝えします」と発表した。 「・党首への差し入れについて」は「党としてまとめて送る対応は行いません」とし、詳細は石丸氏のYouTube内で説明しているという。 「・NHKからの支払督促に関するご相談について」は「LINEをご利用の方は『弁護士サポートLINE』に友だち登録し、メッセージを送ってください。QRコードは党のホームページに掲載されています」とした。 立花容疑者余波で、同党所属の斉藤健一郎参院議員は先月15日に組んだ自民党との統一会派を解消。自身のXで「立花孝志党首の逮捕を受け、現政権にご迷惑をかけた責任と政治の停滞を避けるべく、自民党との会派解消を申し出ました。先ほど、石井参議院幹事長より了承をいただきましたことをご報告申し上げます。参議院議員 齊藤健一郎」とつづった。 斉藤氏はNHK党唯一の国会議員で副党首も務めている。少数与党となっている自民党は、連立政権から公明党が離脱した直後の10月15日、斉藤氏と参院会派「自民党・無所属の会」を結成していた。