名古屋市西区のアパートで当時32歳の女性が殺害された事件から13日で26年がたちました。毎年、犯人の情報提供を呼びかけ続けた女性の夫は、容疑者が逮捕されてから初めてとなる妻の命日に、念願がかなったと胸の内を明かしました。 26年前の11月13日、西区の自宅アパートで高羽奈美子さん(当時32歳)が首などを刃物で刺され殺害されました。 奈美子さんの夫・悟さんは、高校の同級生の安福久美子容疑者が逮捕されてから初めて迎える妻の命日に念願がかなったと心境を語りました。 奈美子さんの夫・高羽悟さん(69): 「いつも(この時期は)ビラ配りやってたんですけど、ついに念願かなって(ビラ配りを)やらなくていい日が来たということで喜んでいる」「犯人を捕まえて、やっと最初の命日迎えられて良かったと思います」 安福容疑者は逮捕当初、容疑を認め「毎日不安だった」「家族や親族がいるから迷惑をかけられないし、捕まるのが嫌だった」などと供述していましたが、その後、取り調べを拒否し黙秘を続けているということです。 安福容疑者は、学生時代、悟さんに好意を寄せていたということですが、面識がなかったとみられる妻の奈美子さんを襲った動機について、警察は慎重に捜査を進めています。