米議会がMLBの不正野球賭博スキャンダルに懸念、コミッショナーに詳細情報開示を求め書簡送る

MLBの野球賭博スキャンダルを懸念した米議会メンバーが14日(日本時間15日)、ロブ・マンフレッド・コミッショナーに書簡を送ったとESPN電子版など複数の米メディアが伝えた。プロスポーツを管轄する商工業、科学、運輸の上院委員会が、ガーディアンズのエマニュエル・クラセ(27)、ルイス・オルティス(26)両投手が不正野球賭博に関与したとして起訴されている件に関して「今回の問題は、これまであった賭博スキャンダルよりはるかに深刻な問題」と指摘。クラセは2023年5月から不正賭博にかかわっていた疑惑があることが裁判で明らかになっており「MLBはなぜ2年間も気づかなかったのか」と疑問を呈した。 オルティスは9日、クラセは13日にそれぞれ米国内の空港で逮捕され、母国ドミニカ共和国の人物の賭けに不正に関与した罪で起訴。裁判では2人とも無罪を主張している。 同委員会はMLBに対し、クラセとオルティスの行為についていつどのように把握したかなどの詳細や、不正賭博に関する2020年1月1日以降の調査状況を12月5日までに提出するよう求めたという。

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