紀藤正樹弁護士が17日、X(旧ツイッター)を更新。政治団体「NHKから国民を守る党」から離党を発表し、同日に会見を行った斉藤健一郎参院議員について言及した。 斉藤氏は自身のXを通じ離党すると発表。「【ご報告】NHKから国民を守る党を離党しました。本日14時からの緊急役員会にて、正式に離党届を提出いたしました」と書き出した上で「浜田幹事長、造船副党首、川崎副党首からは、私の決断を尊重する旨のお言葉をいただきました。なお、丸山副党首は日程の都合により欠席でした」などとつづった。 紀藤氏は斉藤氏の当該投稿を引用した上で「斉藤さんは単に離党で済む問題ではなくNHK党の副党首としてN党と立花党首に加担してきた”加害責任”につき政治家として説明責任があります」と指摘。続けて「念のためですが説明責任は政治家が国民に納得してもらう”責任”であり国民側がN党の一方的な説明を聞く”義務”ではありません。N党には大きな勘違いがありました」とつづった。 同党の党首、立花孝志容疑者(58)は9日、斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を追及し、今年1月に亡くなった元県議の竹内英明氏(当時50)の名誉を傷つけたとして、名誉毀損(きそん)の疑いで兵庫県警に逮捕された。 斉藤氏はNHK党唯一の国会議員で副党首も務めている。斉藤氏は連立政権から公明党が離脱した直後の10月15日、少数与党となっている自民党と参院会派「自民党・無所属の会」を結成していた。党首の逮捕を受け、斉藤氏は自身のXで「立花孝志党首の逮捕を受け、現政権にご迷惑をかけた責任と政治の停滞を避けるべく、自民党との会派解消を申し出ました。先ほど、石井参議院幹事長より了承をいただきましたことをご報告申し上げます。参議院議員 齊藤健一郎」とつづり、先月15日に組んだ自民党との統一会派を解消を発表していた。