サッカー=トルコリーグ賭博捜査拡大へ、クラブ会長や解説者も対象

[アンカラ 20日 ロイター] – サッカーのトルコリーグを巡る賭博疑惑について、検察当局が20日、監督や解説者、クラブ会長らも捜査対象となる可能性があると明かした。 賭博疑惑を巡っては、先月に同国サッカー連盟(TFF)が審判員がサッカーの試合に賭博を行っていたことが判明したと発表。571人の審判の約3分の2に当たる371人が賭博アカウントを保有し、そのうち152人に賭博行為があったという。 中にはトップレベルの審判が含まれていたほか、42人が1000試合以上に賭けており、最も多い人で1万8227回の賭博行為に及んでいた。TFFは149人の審判員と副審を資格停止処分、全リーグの1024選手を捜査の一環として暫定的に資格停止処分とした。また、同国1部クラブの会長を含む8人が逮捕されている。 イスタンブールの主任検察官はトルコ民放NTVやその他のメディアを通じて、「これから数日間の間に新たな捜査を実施する可能性がある。サッカー界の浄化を絶対に成し遂げたい」とコメント。 「われわれは、不正に関与した者は誰であれ追及している。クラブ会長やクラブ幹部も捜査対象になる。会長と審判、監督、解説者との間に繋がりがある可能性もある。あらゆる可能性を捜査中だ」とも述べた。

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