特殊詐欺グループ「ルフィ」で「かけ子」60代の男に懲役5年の実刑判決 大阪地裁「高度に組織的であり非常に巧妙できわめて悪質」

フィリピンを拠点にし「ルフィ」と名乗る男らの特殊詐欺グループで「かけ子」をしていた男の裁判で、大阪地方裁判所は懲役5年の実刑判決を言い渡しました。 無職の西尾嘉之被告(61)はフィリピンから東京都内の女性に金融庁の職員などに成り済まして電話をかけ、キャッシュカードを騙し取り、現金数千万円を引き出した、窃盗などの罪に問われています。 これまでの裁判で西尾容疑者は、起訴内容を認めています。 21日の判決で大阪地裁は「高度に組織的であり非常に巧妙できわめて悪質」、「前科の執行猶予期間の経過から、1年ほどしか経っていない時点での犯行で、法を守ろうという意識が希薄」として、西尾被告に懲役5年の実刑判決を言い渡しました。 西尾被告は逮捕前の取材に対し「グループの幹部から『裏ボス』と呼ばれていた」と話し、運び屋もしていたということです。

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