違法客引き行為の根絶へ 福島市や福島署、夜の街の見守り活動強化 2026年6月の条例改正見据え

福島市や福島署は繁華街での違法な客引き行為の根絶に力を入れている。来年6月の「市客引き行為等の防止に関する条例」改正を見据え、夜の街の見守り活動をさらに強化していく。 市や署によると、JR福島駅前繁華街ではコロナ禍が明けて以降、徐々に居酒屋やカラオケ店などの飲食業、風俗業による迷惑行為が目立つようになったという。 署には2022(令和4)年から現在まで、執拗な客引きや路上喫煙などに関する通報、苦情が10件以上寄せられた。9、10両月に市客引き行為等の防止に関する条例違反容疑で男2人を相次いで逮捕している。市民の安全安心を守るため、不法行為に対して厳正に対応していく構えだ。 同条例の改正では、従来は風俗業のみに限っていた取り締まり対象を全業種に拡大する。摘発が困難だった居酒屋やカラオケ店などの客引き行為を規制できるようになる。市職員らが見回り、悪質な行為には指導・勧告をする。従わない場合は5万円以下の過料と氏名公表に踏み切る。

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