24日、東京・足立区の路上で盗難車が歩行者をはね11人が死傷したひき逃げ事件で車を盗んだとして逮捕された男が、「神奈川県の山の方に行きたかった」と供述していることがわかりました。 この事件は24日午後、足立区の歩道や路上で盗難車が歩行者を次々とはね、運転手の男が逃走したもので、杉本研二さんと、フィリピン国籍のテスタド・グラディス・グレイス・ロタキオさんの2人が死亡するなど、あわせて11人が死傷しています。 この盗難車を盗んだとして逮捕された37歳の男は、調べに対し容疑を否認し、「盗んだわけではなく、試乗するためです」と供述していますが、その後の捜査関係者への取材で、「車に乗って神奈川県の山の方に行きたかった」とも供述していることがわかりました。 警視庁は男の責任能力の有無を含めて慎重に捜査するため、男の氏名を明らかにしていませんが、ひき逃げ事件を起こした可能性が高いとみて調べています。