「茨城県境町死体遺棄事件」報道のカメラを見てパニックに…新たに逮捕された女が犯行で担った“役割”

10月に茨木県境町の空き地で男性の遺体が見つかった事件で、警視庁暴力団対策課は11月14日、被害者の男性を監禁したとして、住所不定、職業不詳の梅田彰吾被告(33)、石川県小松市の職業不詳、熊崎聖矢被告(27)を監禁容疑で再逮捕。そして、新たに東京都新宿区の職業不詳、只野歩架(あゆか)容疑者(24)を同容疑で逮捕したことを発表した。梅田容疑者と熊崎容疑者の2人はすでに死体遺棄罪で起訴されている。 11月12日の夜9時ごろ、警察の車で渋谷署に移送されてきた只野容疑者は鮮やかな蛍光イエローのパーカーに金髪姿。報道陣を見つけるとパニック状態になり、両手を顔に当てて下を向いたり、横を向いてみたりと終始落ち着かない様子だった。 梅田容疑者ら3人の容疑は、遺体で発見された東京都練馬区の職業不詳、松永淳さん(当時48)を、今年6月に都内などを走行中のワンボックスカーの車内で両腕をビニールひもなどで縛り、監禁したというもの。只野容疑者は梅田容疑者らに指示されて、面識があった松永さんを誘い出したとみられている。 「発端は今年の夏に特定抗争指定暴力団山口組系組幹部の男ら2人が金銭トラブルになった別の男性への逮捕監禁容疑で逮捕・起訴されたことでした。別の事件で逮捕されていた梅田、熊崎容疑者ら4人とのスマートフォンのやり取りなどを調べていくうちに、松永さんともトラブルがあり、6月11日に連れ去った後に遺体を埋めたことが発覚したのです。 警察が現場を特定して50人体制で重機などを使って捜索したところ、10月14日に深さ2mの地中から、ほとんど裸の状態で埋められた松永さんの遺体を発見。司法解剖の結果、死因は不詳でした。6人は10月24日に死体遺棄の容疑で逮捕されています」(全国紙社会部記者) ◆動機は「女性関係」? 6人が逮捕された10月の時点では、松永さんが巻き込まれたトラブルがどういったものだったのか分かっていなかったが、どうやら梅田容疑者が知人女性と松永さんの関係を巡って暴行を計画したとみられる。 「梅田容疑者は知人女性と松永さんの関係に恨みを抱いていたとみられ、事件前にこの女性に電話で『お前と関わった男がどうなるか見てろ』と話していたそうです。松永さんは監禁後に暴行を受け死亡したとみられ、警視庁は松永さんが亡くなった経緯を調べています」(同前) 元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は今後の捜査の見通しについて次のように語る。 「まだ殺人での再逮捕がないということは、殺人について誰も喋っていないのでしょう。死体遺棄で逮捕をしたのは6人ですが、本来は殺人と死体遺棄で逮捕というのが普通ですから、実際に誰が殺したかということについても分かっていないのかもしれません。 警察としてももっと時間をかけて調べたい。だから、最初に死体遺棄で、そして今回は監禁で逮捕ということで、殺人で立件できるまでは何度でも逮捕するよという、本気の表れともいえます」 松永さんを手にかけた実行犯が捕まる日も遠くはなさそうだ。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://x.com/FRIDAY_twit

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