過去に給湯器の設置を担当した女性に、「社長があなたの母親名義で反社会的勢力からお金を借りている」などとうそを言って、解決金として１００万円をだまし取ったとして会社役員の男が逮捕されました。男は、給湯器のローン返済を騙る別の詐欺事件などでも逮捕されています。 警察によりますと、広島市南区の自称・会社役員長尾崇義容疑者（３３）は、今年８月下旬、前の勤務先で給湯器の設置工事を担当した広島市南区の女性（４５）に対し、「社長があなたの母親名義で反社会的勢力からお金を借りている」「１００万円を払うしか解決方法はない」などとうそを言い、１００万円をだましとった疑いがもたれています。 警察の調べに対し、長尾容疑者は「今は何も話したくない」と供述しています。 長尾容疑者は、今年８月、広島市東区の男性（８３）の自宅を訪問し、「給湯器のローンの支払いが終わっていない」などとうそを言って現金９万２０００円をだまし取った罪で逮捕・起訴されていて、今回で３度目の逮捕となります。