香港の高層住宅で発生した大規模火災で、これまでに少なくとも44人が死亡、279人と連絡が取れていません。 香港当局は住宅の改修工事が火災の拡大を招いたとして、工事業者3人を逮捕しました。 香港北部の高層住宅の団地で発生した火災は、団地の住宅7棟に燃え広がりました。 夜通し消火活動が行われましたが、出火から20時間近くたった今も3棟の火が消し止められていません。 この火事で、これまでに消防士1人を含む44人の死亡が確認されました。 また地元メディアによりますと、62人が病院に搬送され、うち16人が重体で、連絡が取れていない人が279人いるということです。 この高層住宅では改修工事が行われていて、香港当局は工事を担当していた業者の取締役ら3人を過失致死の疑いで逮捕したと発表しました。 外壁を覆っていた防護ネットなどが防火基準を満たしていなかったほか、エレベーターホールの窓の外側が可燃性の発泡スチロールで覆われていたため、火災が急速に拡大した可能性があるということです。 消防当局によりますと、消火活動は現地時間の昼から夕方ごろまで続く見込みです。