宇都宮市の住宅で５日、男性が頭から血を流して死亡しているのが見つかった事件で、警察は殺人の疑いで３９歳の男を逮捕しました。「瓶で殴ったことは間違いないが殺すつもりはなかった」と容疑を否認しています。 殺人の疑いで逮捕されたのは、宇都宮市東宿郷１丁目の自称会社員・鄭龍植（てい・りゅうしゅく）容疑者（３９）です。 宇都宮中央警察署によりますと、鄭容疑者は５日の午前５時ごろから午前８時ごろまでの間に、宇都宮市鶴田町の住宅で、この家に住む中村翔さん（４１）に対し、殺意を持って瓶で頭を殴るなどの暴行を加え殺害した疑いが持たれています。 鄭容疑者は「瓶で殴ったことは間違いない」と話す一方「殺すつもりはなかった」と容疑を否認しています。 犯行後、車で逃走していた鄭容疑者から「中村さんが死んでしまったかもしれない」と連絡を受けた鄭容疑者の親族の女性が、血を流して倒れている中村さんを発見し警察に通報したということです。鄭容疑者は群馬県伊勢崎市のコンビニエンスストアで身柄を確保されました。 警察によりますと２人は知人で、当時一緒に酒を飲んでいましたが金銭トラブルがあり、鄭容疑者が衝動的に犯行に及んだとみて調べを進めています。