尹大統領の弾劾案に与党『国民の力』韓代表が一転し“賛成” 職務執行停止の必要性訴え「職務遂行では国民を危険に陥れる恐れ大きい」

「非常戒厳」を宣言した韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領について与党の代表は今朝、職務の執行停止が必要だと述べました。事実上、弾劾訴追案に賛成する意向とみられます。ソウルから中継です。 一之瀬登 ソウル支局長: 与党『国民の力』の韓東勲(ハン・ドンフン)代表はこれまで尹大統領の弾劾訴追案に党として反対する考えを示していました。しかしその方針を大きく転換した形で党内からも弾劾案に賛成する議員が出始めています。 韓東勲代表: 大韓民国と国民を守るために尹錫悦大統領の早急な職務執行停止が必要だと判断します。 韓代表は非常戒厳が宣言された当日に尹大統領が主要な政治家などを「反国家勢力」という理由で逮捕するよう指示した事実が確認できたとしました。 その上で、「尹大統領が職務遂行を続ける場合国民を危険に陥れる恐れが大きい」として、職務執行の停止が必要だと述べました。 弾劾訴追案には直接触れていませんが事実上、賛成する意向を示したとみられます。 与党は先ほどから緊急の議員総会を開いていますが、尹大統領を支持してきた議員も多いことから、与党が分裂する可能性も指摘されています。

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