「3万円振り込んだら、副業の収入を出金できる」うそを言い、50代女性から3万円だまし取った疑いで奄美市の男を逮捕 鹿児島

「副業しませんか」と誘うメールに返信した福岡県の女性に仕事を紹介し、その収入を引き出すためには現金の振り込みが必要と言い3万円をだまし取ったとして、奄美市の40歳の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、奄美市名瀬石橋町の無職の男(40)です。 奄美警察署によりますと、男は別の人物と共謀し、今年5月、通信アプリ=テレグラムを使って、福岡県の50代女性に「3万円を振り込まなければ、副業収入の出金ができない」といううそのメッセージを送り、指定した銀行口座に現金3万円を振り込ませて、だまし取った疑いが持たれています。 当初、女性はスマートフォンに届いた「副業しませんか」というメールに返信し、「指定されたサイトに登録し、SNSのTikTokの動画をスクリーンショットして送信すると報酬がもらえる」ともちかけられ、女性は数十回画像を送信したということです。その後、女性は、通信アプリ=テレグラムに勧誘され、「月1回現金を振り込むと、30~40%かえってくる」と言われ、現金を振り込みました。 スクリーンショット送信による収入と振り込んだ現金の合計は、指定された架空のサイトに記される仕組みで、合計が1万円を超えたため、女性が出金を申し出たところ、「現金3万円を振り込まなければ、出金できない」という趣旨のうそのメッセージが送られ、女性は指定した銀行口座に現金3万円を振り込んだということです。 男が現金を引き出そうと使ったキャッシュカードが、県外で詐欺に使われた可能性があるとして警察が捜査を進め男を特定したということです。男の認否について、警察は「捜査に支障がある」として、明らかにしていません。 警察は、「闇バイト」の可能性も視野に、共謀した別の人物の特定など、捜査を進めています。

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