実行役38人、報酬受領は数人のみ 闇バイトで募り使い捨てか 首都圏強盗首謀者

首都圏で相次いだ強盗事件を巡り、これまでに逮捕された実行役計38人のうち、報酬を受け取ったのは数人だけだったことが7日、捜査関係者への取材で分かった。 一連の事件に関与したメンバーらのグループチャットに「説得すればタタキ(強盗)もやれそう」と投稿があったことも判明。警視庁などの合同捜査本部は、職業不詳福地紘人容疑者(26)ら首謀者4人が、闇バイトで募った実行役らを使い捨ての駒として利用したとみて、実態解明を進めている。 捜査関係者などによると、捜査本部は昨年8~11月に東京や埼玉、千葉、神奈川の4都県で発生した18件の強盗事件で、実行役計38人を逮捕した。 大半がSNS上の「即日即金」「高額報酬」などの文言に誘われて闇バイトに応募し事件に加担したが、実際に報酬を得られたのは数人だけで、額もわずかだったという。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加