「叫ばれたので刺した」神戸マンション女性刺殺事件の容疑者が供述 鑑定留置が終了し検察が近く起訴判断へ

神戸市のマンションで8月、女性が刃物で刺されて殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された男の鑑定留置が8日、終了しました。 東京・新宿区の会社員、谷本将志容疑者(36)は、神戸市中央区のマンションで8月、住人の女性(24)の胸などをナイフで刺し、殺害した疑いが持たれています。 神戸地検は谷本容疑者を9月8日から鑑定留置し、刑事責任能力の有無や程度を調べていました。関係者によりますと、鑑定留置は8日に終わったということです。 谷本容疑者は事件の2日前から女性の後をつけたり、事件の直前には女性の後に続いて自動ドアをすり抜ける「共連れ」の手口でマンションに侵入したりしたなどとして、11月にストーカー規制法違反や邸宅侵入の疑いなどでも追送検され、いずれの容疑も認めているということです。 また警察の調べの中で「エレベーターの中で叫ばれたので刺した」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。 神戸地検は鑑定留置の結果も踏まえ、勾留満期の11日までに谷本容疑者を起訴するか判断するとみられます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加