去年12月、北九州市小倉南区のファストフード店で中学3年の男女2人が殺傷された事件。 女子中学生への殺人、男子中学生への殺人未遂などの罪で逮捕・起訴されたのは、事件現場から1キロほど離れた場所に住む無職・平原政徳被告(44)だった。 事件から1年という節目を間近に控えた12月8日、平原被告が記者との面会・取材に応じた。 目の下に少しクマがあり、頬もこけたように見受けられたが、目はしっかりと見開いた状態で質問に応じた平原被告。 女子中学生が亡くなったことについては「不思議です」遺族に対する気持ちについては「謝罪しなくてはいけないのか?」と返答した。 ※前編から読む 【独自】北九州・中3男女殺傷事件 平原政徳被告(44)が拘置所で取材に応じる 「机の前で反省」事件から1年、何を語ったか【前編】 ■逮捕時の心境は「反省しなきゃいけないかな」 記者「逮捕されたときはどう思った?」 平原被告「反省しなきゃいけないかな」 記者「事件を起こしたことに対して?」 平原被告「はい」 記者「今、自身のニュースを見たりとかは?」 平原被告「テレビがないので」 記者「刃物は日常的に持っていた?」 平原被告「はい」 記者「それはなぜ?」 平原被告「特に」 記者「目的は?」 平原被告「ない」 記者「大量に刃物を持っていた?」 平原被告「1本だけ」 ■時間を巻き戻せたら… 平原被告「知らない顔をして通りすぎる」 記者「1人で暮らしていて、どんな生活を送っていたか?」 平原被告「特に」 記者「趣味とかは?」 平原被告「ない」 記者「当時、薬の服用とかはなかった?」 平原被告「はい」 記者「厳しい刑罰も予想されるが、それについて気持ちは?」 平原被告「分からない」 記者「時間を巻き戻せたら、戻したいとかは?」 平原被告「あります」 記者「時間を巻き戻せたらどうしますか?」 平原被告「知らない顔をして通りすぎる」 ■平原被告「謝罪しなければいけないのか?」 伝えたいこと「ない」 記者「女の子の家族や男の子に対して謝罪の気持ちは?」 平原被告「ないです。憤りを感じていることは確か。謝罪をしなければいけないのか?」 記者「家族や男の子に伝えたいことは?」 平原被告「(数十秒考えて)コメントはないです」 記者「殺人や殺人未遂は認めているのか?」 平原被告「(男子中学生の)右の脇腹と(女子中学生の)胸の溝(胸の中心部分)ならば認める」 記者「殺意はなかった?」 平原被告「はい」