徳島県が冬のボーナス支給 盗撮容疑で逮捕の元県議にも202万円超

徳島県は10日、一般職と知事、県議など特別職を含む1万2009人に冬のボーナスとして総額109億245万4455円を支給した。県議では、盗撮容疑で逮捕された古川広志元県議=徳島市=にも、202万6012円が支給された。古川元県議は「過去にも同じようなことをやったことがある」などと供述し、盗撮を繰り返していたことをほのめかしており、支給には議論を呼ぶ可能性もある。 県によると、特別職に支給された期末手当は昨冬より0・025月分多い1・725月分。主な特別職支給額は、後藤田正純知事325万1625円▽須見一仁(かずひと)議長237万6187円▽大塚明広副議長215万1075円▽その他の県議202万6012円――など。 古川元県議は11月28日夜、東京都内のビジネスホテルで、派遣型性風俗店の女性従業員の裸などをスマートフォンで動画撮影したとして、翌29日に警視庁に性的姿態撮影処罰法違反(撮影)容疑で逮捕された。 所属していた公明党からも除名処分を受けたが、議員辞職は12月5日で、「基準日」の1日には県議だったため、支給の要件を満たしていた。 県議会事務局によると、県議へは口座振り込みによって支給され、本会議開会中のため、支給明細は各県議の控室に届けられた。古川元県議の支給明細は、後日、本人に届けられるほか、辞職した5日までの12月分報酬も、日割り計算したうえ、今後、支給される見通し。【植松晃一】

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