被害額は6250万円 特殊詐欺の ’受け子’への「指示役」の男を詐欺の疑いで逮捕 大野市の50代女性も被害

警察官などをかたって、大野市の50代女性らから現金をだまし取ったとして逮捕された男の「指示役」の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、大分県日田市の解体業河津文次容疑者(38)です。 警察の調べによりますと、河津容疑者は、2024年10月から今年3月下旬にかけて仲間と共謀し、警察官や検察官をかたって、神奈川県や京都府の80代女性に電話をかけ「あなたの口座がマネーロンダリングに使われ、事件に関わっている 捜査に金が必要だ」などと嘘の話をしました。 その上で、玄関前に紙袋入りの現金を置かせて、だまし取った疑いがもたれています。 河津容疑者は、いわゆる’受け子’役に指示を出し、詐欺グループに金を渡す仲介役とみられています。 なお受け子役の金沢市の男は、2024年秋に、大野市の50代女性から同様の手口で1600万円余りをだまし取ったとして、今年10月に逮捕されています。 男を取り調べる中で河津容疑者の犯行が明らかになったもので、調べに対し容疑を認めているということです。 被害総額は、大野市の女性もあわせるとおよそ6250万円に上るということです。 警察では、河津容疑者を厳しく追及するとともに、特殊詐欺グループの実態解明に向けて捜査を進めています。

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