2遺体遺棄疑い、死後数年経過か 近隣住民「引っ越したかと」 大津

自宅の庭に2人の死体を放置したとして、滋賀県警は10日、大津市稲津3の無職、端野和也容疑者(50)を死体遺棄容疑で逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。容疑者と同居するいずれも70代の両親と連絡が取れておらず、県警は遺体は両親とみて身元の確認を進める。 県警捜査1課によると、容疑者は両親と3人暮らし。大津市役所が2日昼過ぎ、両親の安否確認について大津署に相談した。 県警の捜査員が容疑者宅を調べたところ、敷地南側の庭で10日夜、白骨化した2人の遺体を発見したという。遺体は一つの穴に埋められており、死後数年が経過しているとみられる。県警は司法解剖で死因を調べる。 現場は京阪石山寺駅から南東に約2キロの住宅街。近くに住む女性は「容疑者の両親は十数年前から見ておらず、引っ越したのかと思っていた」と話した。【礒野健一、菊池真由】

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