米、新たな対ベネズエラ制裁発表 マドゥロ氏親族や石油タンカー標的

Daphne Psaledakis Marianna Parraga Timothy Gardner [ワシントン 11日 ロイター] – 米国は11日、ベネズエラを標的とした新たな制裁措置を発表した。マドゥロ大統領の妻のおい3人のほか、原油タンカー6隻、海運会社6社が対象。 米国はカリブ海南部で大規模な軍事作戦を展開し、マドゥロ大統領への圧力を強めている。トランプ大統領は10日、ベネズエラ沖で米国が石油タンカーを拿捕したと明らかにした。 米財務省は声明で、ベネズエラ産石油を輸送する海運会社6社と石油タンカー6隻が「欺瞞的で危険な海運慣行に従事し、マドゥロ政権の腐敗した麻薬テロ政権に資金源を提供し続けている」として、制裁を科したと発表した。 このほか制裁対象となったマドゥロ大統領夫人のおい3人のうち、2人は2015年に米麻薬取締局のおとり捜査でハイチで逮捕された。 2人は16年に数百万ドル相当のコカイン取引を企てた罪で有罪判決を受け、18年の懲役刑を言い渡されたが、22年のベネズエラとの囚人交換で釈放された。 ベネズエラ通信省はコメント要求にすぐに応じなかった。

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