去年12月、北九州市で中学生2人が殺傷された事件から、14日で1年となります。事件から1年となるのを前に、亡くなった女子生徒の父親が心境を明らかにしました。 この事件は去年12月14日、北九州市小倉南区のファストフード店で、中学3年生だった中島咲彩さんと男子生徒の2人が男に狩猟用ナイフで刺され、中島さんが死亡し、男子生徒が重傷を負ったものです。 その後、現場近くに住む無職の平原政徳被告(44)が逮捕され、殺人などの罪で起訴されています。 尊い命が突然奪われた事件からまもなく1年。中島さんの父親が12日、心境を明らかにしました。 父親は「咲彩がいなくなって過ごす日々は、変わらず受け入れ難いものであり、 また、咲彩がいたらどんな高校生になっていて、どんなに楽しい生活を送ることができただろうと思う毎日です」とした上で、「一刻も早く審理が尽くされ、被告が刑罰に処されることを切に願っています」と訴えています。