【いわてこの一年(3)】2025年に県内で起きた事件や事故を振り返る

2025年の岩手の動きを振り返るシリーズ「いわてこの一年」。 3回目の12日は、事件や事故についてです。 県内では2025年、ひき逃げや強盗など悪質な犯罪が相次ぎました。 (記者レポート) 「現場は見通しの良い国道4号で、付近には警察が看板を設置して情報提供を呼びかけています」 10月、紫波町南日詰の国道4号で「路上に人が倒れている」と通行人から110番通報があり、警察が駆けつけたところ女性1人が道路上に倒れていて、その場で死亡が確認されました。現場の状況などから警察は死亡ひき逃げ事件として捜査。 事件から1か月余りが経過した11月26日、トラックで現場近くに住む当時44歳の女性をはね、救護することなくその場から立ち去った疑いで、金ケ崎町の56歳の男が逮捕されました。 ひき逃げ事件は2025年、盛岡市でも発生しました。(記者レポート) 「現場は盛岡から遠野方面までを結ぶ国道396号です。亡くなった女性は、こちらの縁石より車道側に倒れていて、車にひかれたものとみられています」5月、盛岡市手代森の国道で近くに住む当時73歳の女性が路上に倒れた状態で見つかり、その後、外傷性ショックで死亡しました。警察は付近の防犯カメラの映像解析や、ドライブレコーダーの映像収集などを行いましたが、夜間の発生で目撃情報が少ないこともあり捜査は難航。発生から半年ほどが経過した10月、警察は過失運転致死とひき逃げの疑いで、紫波町の飲食店従業員の女性を逮捕。 その後、女性は処分保留で釈放され、検察が在宅での捜査を続けています。 4月には強盗事件の発生も。金ケ崎町西根のドラッグストアで黒っぽい服装で白いマスクと手袋を身につけた男1人が、従業員2人に現金を出すよう包丁をつきつけて脅し、現金およそ150万円を奪って逃げました。 店では当時、閉店に向けた作業が行われていて客はおらず、女性店長と男性従業員の2人にけがはありませんでした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加