資材置き場から合わせて約100万円相当の鉄板6枚を盗んだとして、熊本県菊池市の男が逮捕されました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、熊本県菊池市泗水町吉富に住む職業不詳の男(26)です。 男は今年11月3日午後1時40分ごろ、熊本市北区植木町岩野にある建設会社の資材置き場から、鉄板6枚(計約100万円相当)を盗んだ疑いが持たれています。 警察によりますと、事件翌日にこの会社の現場責任者から「現場から鉄板6枚が盗まれた」と110番通報がありました。 警察が捜査したところ、6枚の鉄板は熊本県内の金属回収業者に売却されていることが判明。現場周辺の防犯カメラなどから、男の関与が浮上しました。 鉄板は1枚で重さ約800キロありますが、男はレンタカー会社からクレーン付きのトラックを借り、大型のトラックなどが資材置き場に入るために設置している鉄板6枚すべてを盗んだということです。 男は警察の調べに対し、「現場から鉄板を持ち去って売ったことは間違いないが、人から頼まれてやっただけで、盗みだとは思っていない」と容疑を一部否認しているということです。 警察は男の背後関係の有無を調べるとともに、今年6月ごろから熊本市周辺で同様に鉄板が盗まれる被害が数十件相次いでいることから、関連を調べています。