座席壊してピッチに乱入…メッシ見に来たインドのファンが暴徒化

インドツアーに出たサッカーのスター、リオネル・メッシが誠意のない態度を見せ現地のファンらの怒りを買った。 アルゼンチンメディアは13日、「インドのコルカタで開かれたメッシの訪問行事は騒動で終わった」と報道した。メッシはこの日、ピッチを一周して観衆にあいさつした後、予定よりも早くスタジアムを離れた。予定された45分の日程が守られなかったため、メッシの名前を連呼した観衆が「メッシをまともに見られなかった」としながら組織側に運営を問題にして強く抗議した。一部は座席を壊してピッチに乱入した。彼らは100ドルという高額のチケットを購入して入場していた。 事態が拡散するとインド警察はメッシのコルカタ訪問行事を主管した主宰側の幹部を逮捕し被害を受けた観衆に入場券全額の払い戻しを約束する書面保証を要求したと明らかにした。西ベンガル州警察は記者会見で「メッシが実際に試合に出るという誤った期待が形成され混乱が発生した」と説明した。警察は「行事の本来の計画はメッシがスタジアムを訪れてファンらにあいさつをした後、VIPらと会ってスタジアムを去るというものだった」とし、主宰側の案内不足が事態の原因だと指摘したとアルゼンチンメディアが報道した。 警察は「主催者は販売された入場券に対し払い戻しを実施するという約束を文書で提出した。現在状況は落ち着いている」と付け加えた。今回の事態と関連して西ベンガル州のマムター・バナルジー知事は公式謝罪文を発表し、行事運営全般に対する真相調査委員会の構成を指示した。 バナルジー知事はXを通じ「メッシとスポーツを愛するすべてのファンに心から謝罪する。今回の事件に対して徹底した調査を進める」と明らかにした。メッシの今回のインド訪問ツアーはコルカタから始まり、ハイデラバード、ムンバイ、ニューデリーをまわる日程だ。メッシはインテル・マイアミのチームメートであるロドリゴ・デ・パウル、ルイス・スアレスとともにインドに入国した。メッシのスタジアム訪問に先立ちコルカタ市内には高さ20メートルを超える超大型のメッシの銅像が公開された。

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