沢口靖子“奈美”、総理の娘を救うためディクトを鼓舞し総力戦で動き出す<絶対零度~情報犯罪緊急捜査~最終回>

沢口靖子主演のドラマ「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の最終話が、12月15日に放送された。主人公は、明るく元気なベテラン刑事・二宮奈美(沢口靖子)。最終話では、奈美が板谷由夏演じる日本初の女性総理・杏子の娘を救うためディクトを鼓舞し、総力戦で動き出した。(以下、ネタバレを含みます) ■情報犯罪に立ち向かう刑事ドラマ 同作は、人気シリーズ「絶対零度」のシーズン5。記憶力に優れ人間観察や何気ない会話から情報を拾うのが得意な主人公・二宮奈美(沢口)が、捜査機関・情報犯罪特命対策室(通称:DICT<ディクト>)で、情報犯罪という顔の見えない敵に悩みながら向き合っていく。脚本は鈴木洋介氏、市東さやか氏、阿部凌大氏が担当。 ディクトの立ち上げを主導した内閣官房副長官・佐生新次郎を安田顕が、ディクトのメンバーで警部補の山内徹を横山裕が演じる。 ■全ての犯行が久慈の指示によるものと判明 連続殺人事件で逮捕された野村翔(北代高士)の供述から、全ての犯行が久慈幹二(池内万作)の指示によるものと判明。一連のサイバーテロの背後に久慈がいるとみてディクトは捜査を進める。 清水紗枝(黒島結菜)は、桐谷杏子(板谷由夏)の娘・カナ(白本彩奈)誘拐事件での脅迫電話の発信源を特定。声の主が久慈で、都内にいることを突き止めた。 しかし、名前も顔も判明している久慈の足取りがなかなかつかめず、山内徹(横山裕)、南方睦郎(一ノ瀬颯)、掛川啓(金田哲)らは不安を募らせる。二宮奈美(沢口靖子)は「どんな人間も情報を完全には消せない。必ず私たちで見つけよう」と鼓舞する。 ■総力戦で動き出すディクト 奈美は首相官邸で杏子に捜査状況を報告。杏子はカナが拘束されているとみられるレンガラ民主共和国に対し協力を要請していたが、返答は得られていない。 佐生新次郎(安田顕)は、インターポールでさえレンガラには踏み込めず、隣国のタイも協力に消極的だと説明。誘拐が事実と断定できれば救出チームを派遣できるが状況は膠着していた。 そんな折、杏子に誘拐犯から連絡が入る。犯人は二日後にタイで開かれる首脳会談で“日本からレンガラへの50兆円の無償援助”を発表するよう要求し、「言及しなければ娘を殺す」と杏子を脅迫した。 軍事独裁政権であるレンガラへの援助は、日本が国際社会から孤立することを意味している。首脳会談までに久慈を捕えて、カナを救出するしか道はない中、ディクトが総力戦で動き出す。 ■全てを仕組んだ真の黒幕の正体 奈美は久慈の音声データを聴き、わずかに振動があることに気が付く。それはトンネルを通る電車の音であり、その情報をもとに久慈の居場所を清水が特定する。 その後、ディクトのメンバーは久慈がいるシェアオフィスに向かう。久慈は裏口から逃げようとしたが、山内が逮捕する。奈美と山内が久慈に取り調べを行うと、久慈はマニュアル通りに動いただけだと言う。久慈はカナの居場所を知っておらず、端末からも特定することができなかった。 ディクトは引き続き捜査を続け、ついにカナの居場所を特定する。しかし、杏子は総理大臣としての役目を果たすため、首脳会談で日本からレンガラへの50兆円の無償援助を発表しないことを決意する。そんな中、佐生から杏子に電話が来る。佐生の根回しによって、首脳会談は中止に。そして、杏子はカナを救うためレンガラに向かう。 杏子がレンガラに到着すると、パソコンの画面にカナが映っていた。カナは笑いながら自分が全て仕組んだことを明かす。なんと真の黒幕はカナだったのである。杏子は責任をとって総理大臣を辞任するが、カナはテロ行為を続けるのであった。 SNSでは「カナが黒幕なのは衝撃すぎた」「カナが全部仕組んでたのは想像できなかった」「カナが犯人とか想定外すぎる」とカナが黒幕であったことに言及する声が多数上がっていた。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部

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