乳児に14時間授乳せず 保護責任者遺棄容疑の母親逮捕 熊本中央署など

熊本中央署などは13日、乳児の長男に約14時間にわたって授乳しなかったなどとして、保護責任者遺棄の疑いで、熊本市北区八景水谷3丁目、母親の会社員(34)を逮捕した。乳児は心肺停止状態で救急搬送され、意識不明の重体。 逮捕容疑は11日午後5時10分~12日午前7時25分ごろまでの間、熊本市中央区坪井2丁目の路上など屋外で、乳児の長男に授乳や防寒措置といった生存に必要な保護をしなかった疑い。 署によると、2人は11日夜に行方が分からなくなり、家族が熊本北合志署に行方不明届を提出。家族が12日朝、容疑者から居場所と「赤ちゃんがぐったりしている」という連絡を受けて同署に通報し、熊本中央署員が坪井2丁目の路上で2人を発見した。乳児は衣服を着た状態で容疑者に抱かれていた。外傷はなかった。 容疑者は「授乳をしなければいけない、寒さをしのげる場所に移動させないといけないという気持ちはあったが、結果的に考えることができなかった」と容疑を認めている。

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