八戸市のアパートで、1人暮らしの女性が殺害された放火殺人事件で、 逮捕された女が「誰でもいいから殺したかった」という趣旨の発言をしていることが、 捜査関係者への取材で分かりました。 この事件は、ことし8月25日、 八戸市新井田の無職・中田恵美子 容疑者(51)が、 自分の住むアパートで、隣の部屋に火を付け、 1人暮らしの山内冨貴子さん(81)を殺害したとして、 逮捕されたものです。 これまでの調べで、中田容疑者は、 被害者との関係について「顔見知り程度」と供述していて、 目立ったトラブルは確認されていません。 捜査関係者によりますと、中田容疑者は、 「誰でもいいから殺したかった」という趣旨の発言をして、 容疑を認めているということです。 検察は、今月12日までのおよそ3か月間、 中田容疑者を鑑定留置し、刑事責任能力を調べていました。 勾留期限のきょう、起訴するかどうかを判断します。