千葉県で父親に暴行を加えけがをさせたとして、45歳の息子が逮捕されました。父親はその後死亡しており、息子は「能登半島地震で被災し避難していた」と話しています。 傷害の疑いで逮捕されたのは、千葉県君津市の会社員、大久保実容疑者(45)です。 警察によりますと、大久保容疑者は今月5日、君津市内の自宅アパートで同居中の父親である大久保誠一さん(78)に殴る蹴るなどの暴行を加え、けがをさせた疑いが持たれています。誠一さんは、右の肋骨を複数箇所折るなどして心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、7日に死亡しました。 警察によりますと、誠一さんは輪島市別所谷町に住んでいて、実容疑者は、「地震で家が潰れたので避難してきて、面倒を見ていた」と話しているということです。また、調べに対し「イライラして暴力を振るってしまったことに間違いない」と容疑を認めています。 警察は傷害致死容疑への切り替えも視野に調べを進めています。