沖縄県内で今年1〜10月に発生した人身事故のうち飲酒絡みが55件と全体の2・49%を占め、全国ワーストであることが県警のまとめで分かった。忘年会シーズンを迎え、県警は検問など飲酒運転の取り締まりを強化している。 県警交通指導課によると、12月1〜15日も126人が飲酒運転で摘発され、そのうち51人が逮捕されている。「前年同期に比べて摘発者数は26人減ったが、依然として飲酒絡みの事故は発生している」と危惧する。 昨年は人身事故に占める飲酒絡みの割合が2・5%(全国平均0・93%)で4年連続、死亡事故に占める割合は16・3%(全国平均6・6%)で2年連続、それぞれ全国ワーストを記録した。 県警交通部の小野寺俊管理官は「引き続き取り締まりを強化するとともに、『飲酒運転をしない、させない、許さない』機運を高めていきたい」と話した。