〈“歌舞伎界のスターと家族4人”が殺害された凶悪事件…事件から77年後「食べ物の恨み」による犯行説が「警察とメディアのでっち上げ」とわかったワケ(1946年の事件)〉 から続く 1946年、歌舞伎役者の十二代目片岡仁左衛門一家5人が殺害された凶悪事件。当初、住み込みの作家見習いの男が「食べ物の恨み」を募らせたことで起きた事件とされていたが、のちにそれは「偽りの理由」だとわかる。男はなぜ恩人でもある歌舞伎役者とその家族を殺害したのか? 事件の顛末を、新刊『 戦後まもない日本で起きた30の怖い事件 』(鉄人社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/ 最初 から読む) ◆◆◆