出会い系サイトを通じて知り合った男性にラブホテルで盗撮したと因縁をつけ、現金100万円を脅し取ったとして男女3人が逮捕された事件で、北海道警は2025年12月23日、新たに22歳の男を逮捕しました。 恐喝の疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の藤戸秀馬容疑者（22）です。 藤戸容疑者は同様の手口で逮捕・起訴されている本多雛子被告と中村虎清被告らと共謀の上、8月23日、札幌市白石区のラブホテルで、後志管内に住む30代男性に対し、本多被告をスマートフォンで盗撮したと因縁をつけ、現金100万円を脅し取った疑いが持たれています。 被害にあった男性は、出会い系サイトを通じて本多被告と知り合い、中村被告が本多被告の盗撮を持ちかけました。 警察によりますと、藤戸容疑者はこの現場にいませんでしたが、指示役の1人だということです。 また、中村被告から藤戸容疑者に何らか方法で現金が渡っていて、警察は藤戸容疑者が現金の回収役も担っていたとみて捜査しています。 この事件では、犯行を主導したとみられる23歳の男性も逮捕されていますが、処分保留で釈放され、在宅での捜査が続いています。 警察は藤戸容疑者の認否を明らかにしていませんが、匿名・流動型犯罪グループ（通称：トクリュウ）の犯行とみて、余罪や共犯者の有無を捜査しています。 ■事件の流れ ・被害にあった男性は、本多被告から「3人で性行為をしよう」という趣旨の誘いを受け、本多被告・中村被告の2人とホテルを訪れる ・3人がホテルに着くと、中村被告は男性に対し、本多被告の盗撮を持ちかけ、男性のスマートフォンを預かって脱衣所に隠し置く ・本多被告は男性のスマートフォンを持ってホテルを立ち去った後、中村被告を通じて男性に連絡を取り「盗撮行為を警察に言う」などと脅す ・男性はホテルの駐車場で、ともに脅されている被害者のふりをした中村被告に現金100万円を渡す