高級腕時計を所有者から預かり貸し出すシェアリングサービス「トケマッチ」を巡る事件で、詐欺容疑で逮捕された運営会社元代表社員福原敬済容疑者(44)が、パスポートの申請から3カ月以内に出国していたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。旅券申請した時期は腕時計を集めるキャンペーン中で、大量の腕時計を集めて計画的に海外へ出たとみられる。 捜査関係者によると、福原容疑者は2023年11月にパスポートを申請。同時期から年末まで、大手通販サイトのギフト券を配布するキャンペーンでサービスを宣伝していた。会社関係者にも「年末に事業を停止する」と連絡していたという。