高級外車の車検を不正に通す見返りに現金を受け取ったとして、警視庁から加重収賄容疑で書類送検されていた自動車整備会社(埼玉県)の男性社長(73)ら3人について、東京地検は5日、いずれも不起訴処分(容疑不十分)にしたと発表した。 現金が賄賂ではなく、車検に対する対価の可能性が否定できないと判断した。2025年12月10日付の処分。 道路運送車両法違反(不正車検)の疑いについては、東京地検は社長を不起訴処分(起訴猶予)とし、東京区検が当時の従業員2人を略式起訴した。地検は社長の不起訴理由について「関与の度合いを考慮した」としている。 社長ら3人は、25年2~5月に客から依頼された乗用車4台に正しい検査をせずに保安基準適合証を作成して国に提出。不正に車検を通し、報酬として現金8万8000円を受け取るなどした疑いがあるとして同年11~12月に書類送検や逮捕されていた。【岩本桜】