7日、川崎市・高津警察署で警察官に囲まれ、気だるそうに歩く男。 自称・富澤髙太郎容疑者(59)です。 川崎市の無人販売店から冷凍食品など12点、合わせて3930円相当を盗んだ疑いで逮捕されました。 「イット!」の取材で、これまでに少なくとも7回、同じような犯行に及んだとみられている富澤容疑者。 その手口はあまりにも大胆なものでした。 店に入るやいなや、“詰め放題”と言わんばかりに次々と商品を袋に詰めると、レジには目もくれず、店を出て行きます。 被害に遭った店のオーナー: チャーハン8個くらいなくなっていた。 犯行は徐々にエスカレート。盗む商品の種類も増えていきます。 被害に遭った店のオーナー: (盗んだのは)ピラフ類、あとはパスタ、ユッケですね、あとアイス、ハーゲンダッツ。 そして、11月30日の犯行では「チャーハン」や「上海風塩焼きそば」などを次々とビニール袋に入れる富澤容疑者。 商品だけではなく、店のビニール袋も盗むと、何食わぬ顔で店を出て行きました。 被害に遭った店のオーナーは「(逮捕されて)本当に安心しました。誠に感謝しております」 富澤容疑者は調べに対し、容疑を認めた上で「お金がなかった…」と供述しています。 男性警察は保存が利きやすい、冷凍食品を狙った犯行の可能性もあるとみて捜査しています。